「内視鏡AI診断システム『CAD EYE™』」導入について

当院内視鏡センターではこのたびAI診断システム『CAD EYE™』を導入いたしました。
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本システムは、AI(人工知能)技術を活用し、上部内視鏡検査(胃カメラ)及び大腸内視鏡検査時における病変検出をリアルタイムで支援するものです。さらに、大腸内視鏡検査時には検出した病変が腫瘍性か非腫瘍性かの鑑別についても診断のサポートが可能です。

■ AIは「診断支援」です
「AI診断」と聞くと、「医師は不要になるのでは?」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、本システムはあくまでも診断を支援するための補助機能です。
最終的な診断は、これまでと同様に専門医が責任をもって行います。

当院では、
・消化器内視鏡専門医による質の高い内視鏡検査
・消化管病理専門医による正確な病理診断
を従来どおり大切にしております。

■ 見落とし低減とダブルチェック体制
AIは、検査中に疑わしい部位をリアルタイムで表示し、医師に注意を促します。
いわば「もう一人の目」として機能し、見落としの低減につながります。

また、ポリープの種類についても参考情報を提示するため、診断のダブルチェックが可能となります。
これにより、より精度の高い内視鏡診療の提供を目指します。
内視鏡AI胃

■ 若手医師の診療支援にも
AIシステムは、特に若手医師の診断支援にも有用と考えています。
当院は島根県立中央病院をはじめ、島根県内の地域病院から内視鏡研修の受け入れを行い、県内の内視鏡技術向上に貢献しています。
指導医がモニターで手技を確認しながら、さらにAIによる客観的なサポートが加わることで、診断能力の向上と安全性の確保が期待されます。

また、集中力が低下しやすい時間帯においても、安定した診断補助が得られる点は大きな利点です。

内視鏡AI大腸

■ より安心できる内視鏡検査へ
AIの導入は、医師の代替ではありません。
専門医の経験と判断に、AIの客観的サポートを加えることで、

・見落としを減らす
・診断精度を高める
・医師が安心して診療できる環境を整える
ことを目的としています。

当院は今後も、最新技術を適切に活用しながら、患者さまにより安心・安全な内視鏡検査を提供してまいります。