院長挨拶
当院は平成18年4月に徳洲会グループ62番目の病院として島根県出雲市斐川町にオープンしました。当初は一般2病棟のみでしたが平成20年に診療病棟を開設し、以後急性期、療養、回復期、在宅医療までの医療・介護・福祉が一体となった地域密着型医療を行ってきました。また現在では消化器内視鏡センター、健診センター、透析センター、さらには整形外科、循環器内科、泌尿器科、婦人科、耳鼻咽喉科などの診療科目も増え、専門性を高め近隣の患者様が安心して治療に専念できる環境づくりを最優先に整えているところであります。
一方で当院は島根大学医学部附属病院や島根県立中央病院と密に連携を取りながら他病院との機能分担にも積極的に取り組み出雲地区での地域に根差した医療を心がけています。
地域においては高齢者人口の増加によって医療ニーズはより今後一層高まってきますが、全国的に医師や看護師といった医療従事者の人手不足が深刻化している感も否めません。幸いにも当院はより多くの専門医が在籍しているのみならず、看護師、リハビリ職を始めとした他職種スタッフも充実しており皆様の健康維持には欠かせない十分な体制を築いております。また徳洲会病院の基本理念である「救急は断らない」をモットーに救急医療にも力を入れております。
医療の主役は患者様であり、我々出雲徳洲会病院の職員はあくまでも皆様の健康維持のため日々進化する医療技術に対応して高度な医療サービスを提供するだけでなく、地域医療にも軸足をおいて迅速かつ適切な医療支援を行うことをミッションとし、日々の診療活動を続けております。地域に暮らす患者様の健康維持・健康増進を目指して構築される、地域全体の医療体制構築を目指すこと、それが我々職員の使命であると考えております。
これからも皆様に信頼され、愛される病院であり続けるために、責務を果たして参ります。何卒、ご指導ご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。
令和7年4月 院長 長見晴彦