こんにちは。夏に入り連日暑い日が続いています。いかがお過ごしでしょうか?
今回は臨床工学科で管理している医療機器の中でネーザルハイフローという器械についてご紹介したいと思います。
新型コロナウイルスの流行で全国の病院でも使用されており、テレビなどのメディアで一度は聞いたことがあるかもしれません。
ネーザルハイフローは酸素療法の一つで、1分間に30~60Lの高流量の酸素を加温加湿して鼻のチューブを通して体内に送る器械になります。体内の酸素濃度が低下し、自力で呼吸をするのが苦しいといった状態の患者様に呼吸を補助する形で使用されます。
鼻に専用のチューブをつけるだけですので日常会話や食事・飲水もネーザルハイフローをつけたまま行うことができます。
人工呼吸器に比べて患者様の負担が軽いこともメリットとして挙げられます。
現在当院には3台の器械(うち2台はレンタル)があり、臨床工学科ではネーザルハイフローの点検、管理、必要時には使用方法の説明や器械のトラブルなどに対応しています。
最近新型コロナウイルスが再び増加傾向にあり、特に島根県では今まで以上の過去最多を更新する感染者が出ています。
みなさまも十分な感染対策をとり、体調管理には気を付けお過ごしください。